柔道女子日本代表の増地克之監督が２４日、アジア選手権を終え香港から羽田空港に帰国した。女子７８キロ超級でパリ五輪代表の素根輝（パーク２４）が左膝を痛めて途中棄権したが「技を掛けつぶれて、膝が抜けるような感じになった。帰国して診察した結果、半月板などの損傷ではない」と報告。「自分で歩けている。そこまでの（重い）けがではない」と強調した。

　連覇が懸かる東京五輪女王だが、現在五輪ランク２０位でシード圏外。アクシデントに見舞われたが、五輪までにもう１試合出る予定は変わらず、増地監督は「１週間ほどで痛みは取れるということで、予定通り出る方向。次で（ポイントを）確実にしたい」と語った。