富士通16年ぶりV 町田瑠唯が悪い流れ断ち切る3点シュート「最高です。やっと優勝できた」

 「Wリーグ・プレーオフファイナル、富士通89-79デンソー」(15日、武蔵野の森総合スポーツプラザ)

 最終第3戦が行われ、富士通がデンソーを89-79で下し、2勝1敗で2007~08年シーズン以来2度目の優勝を果たした。13日の第1戦は富士通が64-57で勝利。14日の第2戦はデンソーが73-62で制し、1勝1敗で迎えた決戦を見事に制した。

 銀メダルを獲得した21年東京五輪アシスト女王の町田瑠唯が、悪い流れを断ち切った。前半を45-36とリードしながら、約2分で3点差まで詰められた第3クオーター。相手の守備を振り切って右サイドでパスを受け取ると、リングに触れることなく鮮やかに3点シュートを射抜いた。

 不穏な空気を断ち切る正司令塔の一発。ゲームの流れを取り戻すと、MVPを獲得した宮沢夕貴主将の懸命なリバウンドも光り、最後は10点差をつけて快勝した。8得点、9アシストと躍動した町田は、2011年入団。あふれる涙を何度もユニホームで拭いながら「最高です。13年間の思いとか…今まで関わってくれた人に恩返しができた。やっと優勝できた」と感極まった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス