キャスター挑戦の石川佳純さん「インタビューする方が100倍緊張する」公開取材で音声トラブルや“逆質問”にもアドリブ対応

 卓球女子で五輪3大会連続メダリストの石川佳純さん(31)が8日、木下グループのスポーツアンバサダーに就任し、東京都新宿区の本社で会見を行った。昨年5月に現役を引退し、今夏のパリ五輪ではフジテレビでスペシャルキャスターにも就任。「(引退後)大きく生活も変わったし、(現役で)プレーしていたことをすごく昔に感じる。立場は変わったが、卓球やスポーツの魅力をたくさんの方に伝えていきたい」と声を弾ませた。

 この日は卓球パリ五輪代表の平野美宇、張本美和、フィギュアスケートの島田麻央ら同社所属選手も参加し、石川さんが公開インタビューに挑戦した。石川さんが各選手に質問しながら司会進行を務める中、途中でマイクの音声が途切れるアクシデントにも見舞われたが、地声でアドリブ対応するなど、現役時代さながらの対応力を発揮。また、島田からは「逆に石川さんは世界で結果を出していますが、緊張したときにどうやってますか」と逆質問を受ける場面もあったが、少し考えてから「緊張はするもの。活躍の場が増えてまわりの期待やプレッシャーが大きくなると思うが、やはり自分を信じることと、勇気を持つことがすごく大事」と金言を授けた。

 小学生時代から取材慣れしている卓球界のヒロインも、取材する側に回るのはまだ慣れない様子で、「インタビューするのってこんなに緊張するんだと感じていて、(質問に)答えることよりもインタビューする方が100倍緊張しています」と苦笑い。今夏の五輪は今までと違う立場で臨むが、「パリ五輪に関われることをうれしく、光栄に思う。近くで(競技を)見たときに、迫力に驚きっぱなし、感動しっぱなしで、(各選手の)ストーリーを精いっぱい伝えたい」と力を込めた。

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