小林陵侑がプロ1年目総括「充実」4季ぶりW杯参戦レジェンドには「すごさを再認識」
22年北京五輪ノルディックスキー・ジャンプ男子ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(チームROY)が29日、都内で取材に応じた。プロ1年目としてW杯に臨んだ今季は、1位2回、2位10回の表彰台に立ち個人総合2位。独立したことでスケジュール管理からコーチの契約まで、自身にかかる負担は大きくなったが、それ以上に「充実していた。結果も思っていた以上によかった」と納得の表情を見せた。
中村直幹、女子の高梨沙羅(クラレ)と3人でチームを組んだシーズン。いい刺激の中でトレーニングを積み「夏場から楽しくやることができたし、完璧ではなかったですけど、いい感じで冬につなげられた」とうなずいた。
また4季ぶりにW杯に戻ってきたレジェンド・葛西紀明とも後半戦で一緒に世界を回った。小林陵は「すごさを再認識できた。すごかったです。試合前にパフォーマンスばらばらだったりするけど、W杯のレベルに合わせてこられる」。葛西も挑戦を公言した26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪までは2年。「ビックジャンプで衝撃を与えられるようにしたい」と力を込めた。