「大相撲春場所・８日目」（１７日、エディオンアリーナ大阪）

　新入幕の尊富士が竜電を押し出しで破り、初日から８連勝で勝ち越しを決めた。立ち合いで頭からぶつかると、右上手を取って休まずに攻め、押し出した。

　ＮＨＫのインタビューでは勝ち越しを決めたうれしさを聞かれ「特にそんな。１５日間土俵に上がることが目標なんで。特に勝ち負けとかじゃなく、しっかり土俵に上がることだと思います」。この日の内容については「自分の相撲が取れたんじゃないかと思います。特に緊張はせずに自分の相撲を取りきろうと思って土俵に上がった」と振り返り、連勝の要因については「気持ちを切らしたらダメ。気持ちで絶対に負けないように。それが勝ちにつながっているんじゃないかと思います」と分析した。

　立ち合いの鋭い出足について聞かれると「それ僕にもわからないです。すいません」と初々しさも。後半戦の目標は「一日一番。しっかり土俵に上がって務めることをしっかり頑張ろうかなと思ってます」と言い、幕内トップに立っていることには「特に何も」と無関心。９日目の小結阿炎戦へは「きょうはきょう、明日は明日の相撲を自分なりに取れるように調整していきたい」と「話した。