羽生結弦さん 大地真央とのコラボに喝采 運命に翻弄される青年熱演 震災から13年迎える地元宮城でアイスショー

 アイスショー「notte stellata」を開催した羽生結弦さん(撮影・堀内翔)
 アイスショー「notte stellata」を開催した羽生結弦さん(撮影・堀内翔)
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 フィギュアスケート男子の14年ソチ五輪、18年平昌五輪両五輪金メダリストで、プロスケーターの羽生結弦さん(29)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata」が8日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナで開幕した。自身も被災を経験した東日本大震災から11日で13年を迎える中、生まれ故郷で祈りの舞を披露した。公演は10日まで行われる。

 同公演は昨年に引き続き2年連続で3・11を控える地元宮城県での開催。ショーの冒頭で羽生さんは「3・11を思い返し、この氷の上に立ったりすると、やはり悲しい気持ちや記憶を思い出してしまったり。それでもここにいらっしゃる方々はみんな13年間必死に頑張ってきた、そして応援してくれてきた方々だと思います。どうか僕たちみんなで今日は皆さんに祈りと応援と祈りと希望と、そして困難に立ち向かう勇気、そんなものを、それぞれのスケーターがそれぞれのプログラムの中で表現したいなと思っています。

 この場所にこれなかった方々も、いまはもう会えなくなってしまった方々も、そしてこの13年という中で生を受けて、一生懸命歩いている子供たちに向けて、僕たちは今日一生懸命頑張らせていただきます」と語った。

 羽生さんはオープニングでショーのタイトルにもなっている「満天の星」を意味する「notte stellata」を情感を込めて演じると、前半最後にはスペシャルゲストで女優の大地真央とのコラボレーション演目「Carmina Burana」を披露。大地が演じる運命の女神に翻弄され、もがき、惑いながら、受け入れて希望を見出していく青年を熱演し、喝采を浴びた。

 そして、後半はトリで登場すると、新プログラム「Danny Boy」を演技。純白の衣装で、澄んだ音色のピアノ曲をしっとりと演じきった。

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