開会式の無料観客は招待者のみ 安全懸念、パリ五輪

 【パリ共同】フランス政府は5日、セーヌ川で7月26日に行われるパリ五輪の開会式について、通り沿いで約22万人の観客を見込む無料ゾーンは当初予定した一般客は入れず、招待者に限定する方針を示した。AP通信が報じた。夏季五輪で史上初めて競技場外で実施される今回の開会式は、安全面が懸念されている。

 内務省によると、招待枠は五輪開催地の市民や地元のスポーツ連盟関係者らに割り当てられる。ダルマナン内相は「特にここ数週間のテロの脅威により、警備上の理由で(一般客を)制限することを余儀なくされた」と説明した。

 政府は観客数を当初の60万人から30万人に縮小する考えを示している。

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