元横綱鶴竜の音羽山親方が決意表明「人気のある、個性ある力士を育てたい」昨年末に新部屋を創設

 元横綱・鶴竜の音羽山親方が初場所4日目の17日、東京・両国国技館内の相撲博物館で行われたトークイベントに登場した。荒汐親方が進行役を務めた。

 多忙な年末年始を送った。昨年末に年寄・音羽山を襲名し、陸奥部屋から独立して音羽山部屋を新設。「ぎりぎりで独立という感じで、バタバタしてなかなか片付けもできない中で部屋ができた。良い1年に向かいたかったという意味があって、何とか間に合って良かった」と振り返った。

 トークイベントでは、音羽山部屋の方向性について質問が相次いだ。目標については「協会の看板を背負って立てる、そういう強い力士を育てるというのが一番の協会に対しての恩返し。関取になっても人気のある、個性のある力士を育てていきたい」と決意を表明した。

 目指す部屋の雰囲気については、温厚な親方らしく「やっぱり1つの家族として、ファミリーとして、兄弟子は兄弟子らしく。後輩は後輩らしくお互いを支え合う雰囲気を作っていきたい」と思いやりの精神を強調。「とにかく分かりやすい。相手が納得できるまで教えてあげたい」と親身に寄り添った指導を志す。

 また、辰年の話題らしく荒汐親方が「弟子のしこ名に『竜』を付けるのか」と音羽山親方に聞くと「それは入れると思います。竜も入れると思うし、鶴も入れると思う」と回答。自身のしこ名の一部を継承することには惜しまない考えだ。部屋の看板については2月中旬には完成し、それ以降に掲げる予定。着々と音羽山部屋の繁栄に歩みを進めている。

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