JOC三屋裕子会長代行「被災者に元気届けられるように」パリ五輪開催年仕事始めも能登地震受け沈痛「JOCの存在意義は何か」
日本オリンピック委員会(JOC)の会長代行を務める三屋裕子副会長(65)が24年の仕事始めとなった5日、都内で職員への年頭挨拶を行った。今年はパリ五輪の開催年となるが、元日から能登半島地震が発生したことを受け、黙祷。また、2日には羽田空港で航空機の衝突事故が起こるなど、物々しい年明けとなったことを受け「本当に心の痛い年明けとなった。我々JOCとしてはスポーツの持つ力に対して何ができるか。今年はパリ五輪で、JOCとしてもアスリートが少しでも輝いて、被災されている方々に元気をお届けできるように心を一つにして精いっぱいのサポートをしていきたい」と神妙な面持ちで語った。
福井県勝山市出身の三屋副会長は「北陸地方の非常に厳しい冬。被災されている方々を思うと、本当に胸が痛い。1日も早い復旧が行われることを願っています」と語った。また、スポーツの存在意義が問われると強調しつつ、「厳しいときだからこそ、JOCとして何ができるのか、JOCの存在意義は何なのか、今一度自分たちに問いかけ、仕事をしていければと思う。今年一年、皆さんの力を合わせて頑張っていきましょう」と職員に呼びかけた。




