宇野昌磨、貫禄のSP首位 「長年のキャリアかな」 唯一100点超えの104・69点で 6度目V目指す

 「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、ビッグハット)

 来年3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)の代表選考会を兼ねて開幕。男子ショートプログラム(SP)などが行われた。 世界選手権2連覇中で、大会2連覇と6度目の優勝がかかる宇野昌磨(トヨタ自動車)は、104・69点で首位発進した。冒頭の4回転フリップで着氷。4回転-3回転の連続ジャンプは2本目が2回転になったが、最後のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もきれいに降りて、演技後はステファン・ランビエル・コーチと抱擁した。

 ジャンプはすべて高い出来栄え点を獲得。スピン、ステップもすべて最高のレベル4を獲得し、演技構成点も全選手で唯一3項目すべてで9点台をマークした。「コンディションがよくないと感じていた」という宇野は「すべてうまく調整した演技。あまりいい状態でない中、いい成果が出た」と振り返った。

 “相棒”の調子も万全ではなかった。スケート靴が使用3年目を迎えており「全日本が終わったら靴を変えようと思いました。自業自得なんですけど、柔らかいのが好きで先延ばしにしていた」と苦笑い。「ジャンプを気にし始めると良かったことがない。よくその中でまとめた」と自画自賛。「長年のキャリアかな。ショート、いつもよくやったなと言ってる気がしますね」と貫禄の表情で語っていた。

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