元広島・木村昇吾 クリケット日本代表として懇願「一度見て」アジア大会へ競技アピール「世界はすごい奴がおる」

 日本オリンピック委員会(JOC)は15日、都内で杭州アジア大会(23日開幕・中国)の日本選手団結団式を開催した。クリケット代表で、元プロ野球・広島などでプレーした木村昇吾(43)が出席。「クリケット競技の木村昇吾です。皆さんクリケットってご存じですか?知らないですよね。世界ではサッカーに次いで競技人口が第2位です。インド、スリランカ、パキスタンは世界最上位国で20、30、40億稼いでいる選手もいる」とあいさつし、「(日本では)ほとんど試合の中継がないので、よろしくお願いします」と競技の認知度アップをアピールした。

 木村は2002年に横浜(現DeNA)に入団し、広島、西武でプレー。17年に引退後、クリケットに転向し、18年に日本代表に選出された。

 アジア大会は、アジア版のオリンピックともいわれる総合大会。NPB時代と同じ、背番号66のクリケット代表ユニホームを着た木村は「クリケットは360度どこに(球を)打ってもいい、野球の原型と呼ばれるスポーツ。実は僕、プロ野球で15年野球をやってきたが、世界に出て『こんなすごい奴おるんや』ってたくさん経験してきた」と競技のすごみを語り、「アジアは本当に強いチームがあって(面白いので)、みなさんお願いです、一度見てください」と懇願した。

 ◆木村昇吾(きむら・しょうご)1980年4月16日、大阪市出身。尽誠学園から愛知学院大を経て2002年ドラフト11巡目で横浜(現DeNA)に入団。08年から広島、16年から西武。内外野こなす万能野手として通算15年間、733試合に出場。294安打、打率.261、3本塁打、71打点、34盗塁。右投左打。

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