アメフト 元アマ横綱の花田秀虎がコロラド州立大編入を発表 将来のNFL入りへ第一歩「日本を背負う覚悟で」
相撲の元アマチュア横綱で、将来の米プロフットボールNFL入りを目指す花田秀虎(21)が18日、全米大学体育協会(NCAA)1部校のコロラド州立大に入学すると発表した。近く渡米し、3年生に編入する。
この日、都内で会見した花田は「日本人は僕だけ。周りは外国人ばかりでどう生き残ってNFLに入れるか。緊張と言うより、ワクワクしかない。自分の力ではい上がると自覚して臨みたい」と話した。
日体大1年時の2020年に全日本選手権で優勝し“アマチュア横綱”になった花田は、昨年3月にアメフト社会人Xリーグの有志チームが開催したトライアウトに参加。同年9月に将来のNFL入りを目指すため、相撲との両立をやめてアメフト専念を表明。10月には日体大を休学した。今年1月に日米ドリームボウル全日本選抜にDLとして選出された(試合出場なし)。
2月のカナディアン・フットボール・リーグ(CFL)日本国内コンバイン(体力測定などを通じた選手のセレクション)を経て、カナダ・エドモントンでのコンバインに参加。ここでカナダ人OLを一対一の練習で圧倒する動画がSNSなどを通じて話題となり、米国の有力大学から声が掛かったという。
その後、関心を示したハワイ大、テキサス大などの施設や春の試合を視察。進路をコロラド州立大に決めた理由を「編入生なので(日体大で取得した)単位(を生かせるかどうか)の問題があった。合っていたのがコロラド州立大で、実際にDLコーチ、ヘッドコーチとも面談して、DLコーチは一から育ててくれるんじゃないかという直感があった」と説明した。
まずは練習生として入部するが、コロラド州立大で選手登録できるのは最大2シーズン。本人も「NFLを考えるとNCAAは通過点。大活躍しないといけない」と言うように、短期間で結果を残してアピールしなければ、最終目標のNFL入りは実現しない。
「相撲に育ててきてもらって、相撲にも恩返ししたい。バックボーンとして相撲をしていたのは自信になっている。どこまで通用するのか。日本を背負ってという覚悟でやりたい」と決意表明した。





