元学生横綱の新十両輝鵬 2年連続アマ横綱の大の里に大学時代の雪辱「ワクワクしていた」

 「大相撲名古屋場所・7日目」(15日、ドルフィンズアリーナ)

 新十両の輝鵬(宮城野)が注目の対決を制した。東幕下3枚目の大の里(二所ノ関)をはたき込みで下し、4勝3敗と白星先行。学生横綱に輝いた日大時代、何度も敗れた1学年下の2年連続アマチュア横綱の大器に雪辱した。

 立ち合いで当たった後、一気に押し込まれたが、右に回り込みながらのはたき込み。物言いがついたが、右足一本で残っており、軍配通りに勝ち名乗りを受けた。「想像以上の圧力だった。まずいと思って、最後は苦し紛れ」と反省しつつ「とりあえず勝ちは勝ちなので、あとの相撲の流れにつなげられたら」と、結果はプラスに捉えた。

 対戦が決まり「大学で最後に戦った相手で負けていますし、個人的にはワクワクしていた」という。番付は自身が上だが「挑戦者の気持ち」でぶつかっていった。今場所は差しにいくような立ち合いが多く、この日の朝には師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)から「今日こそ思い切ってぶつかってこい」と助言を授かっていた。「何かを狙うような立ち合いをしていたら、そのまま持っていかれていたかも」と輝鵬。“金言”が生きた格好となった。

 これから何度も顔を合わせるであろう相手に、プロでは先勝。輝鵬は「もちろん、幕内の土俵で、満員御礼でやりたい」と、出世しての対戦に思いをはせた。

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