明生 初金星 照ノ富士寄り切った!4歳年上の同期に「無我夢中でやっていた」1敗V争いトップ並んだ

 土俵に投げ込まれた座布団が当たり、右ほほを押さえるデヴィ夫人(中央)=撮影・伊藤笙子
 結びの一番終了後、引き上げる佐渡ケ嶽審判部長(右)に一礼されるデヴィ夫人(手前から2人目)=撮影・伊藤笙子
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 「大相撲夏場所・9日目」(22日、両国国技館)

 平幕明生が、ただ一人勝ちっ放しだった横綱照ノ富士を寄り切り、1敗を死守。自身初の金星は、2011年5月の技量審査場所でともに初土俵を踏んだ同期生からだった。平幕朝乃山は竜電を寄り倒し、トップの1敗に3人が並んだ。かど番の大関貴景勝は錦木に組み止められて3敗目。関脇霧馬山は互いに大関とりを目指す大栄翔との一番を突き落としで制した。関脇若元春ら4人が2敗で続く。

 大きな殊勲を挙げ、謙虚な明生が深々と土俵に頭を下げた。無敗で突っ走っていた横綱を寄り切って、結びの一番に大歓声。座布団も舞う中、「あまり覚えていないけど、無我夢中でやっていた」と、息を切らしながら目を細めた。

 真骨頂の果敢な相撲が出た。「誰とやるにしても自分は止まって取れない。横綱相手でも」。立ち合いから低く当たるも、重い腰を動かせず。前が駄目なら横から。差した右下手を引きながら、左でも相手の右肩を押して反時計回りに土俵を一周。動き回って左をのぞかせ、力強く圧力をかけると、上体が上がった横綱に俵を割らせた。

 2011年5月の技量審査場所で、ともに初土俵を踏んだ。「尊敬する同期生でもあり、横綱の照ノ富士関に勝てて良かった」。自身初の金星は4歳年上の同期生からだった。

 小結だった初場所から2場所連続で10敗。番付が転落していく自身に対し、弟弟子の豊昇龍は着々と関脇の地位を固めた。それでも「人は人、自分は自分。人生が違うので回り道の人もいれば、そのまま行く人もいる」と悔しさも押し殺して稽古に励んだ。

 次なる目標は9勝目とどこまでも控えめ。「9番勝たないと2桁はない」。1敗で再び優勝争いのトップに並んだが「(優勝は)意識しない。目の前の一番に集中したい」と泰然を貫く。

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