東京SG惜敗“幻のトライ”に日本代表SH流「レフェリーの判断がすべて、何も言うことはない」

 後半ロスタイム、モールからそのまま押し込むもTMOの判定で幻のトライとなる(撮影・三好信也)
 後半終了間際に2度のトライを決めるもTMOの判定に泣き準決勝で敗れたフィフティーン(撮影・三好信也)
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 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、東京ベイ24-18東京SG」(14日、秩父宮ラグビー場)

 東京SGが“幻のトライ”でリーグワン2季連続の決勝進出を逃した。

 逆転を懸けて臨んだラストプレー。左隅へ執念のモールトライを仕かけたが、両チームの選手が折り重なり、TMO(映像確認)の判定になった。ボールが地面につき、トライが成立したかどうかが微妙な状況だったが、審判団は長い確認作業の末に「ノートライ」を宣告し、東京SGにとっては無念のノーサイドとなった。

 東京SGは前半5分にロック、ツイヘンドリックがハイタックルの反則。TMOのチェックの結果、レッドカードで退場となった。序盤から14人という苦しい戦いを強いられながらも、10-7と3点リードで折り返した。最後まで猛攻を見せたが、一歩及ばなかった。

 日本代表で途中出場のSH流大は、最後の「ノートライ」判定について「レフェリー陣の判断が全てだと思うので何も言うことはない」と話した。映像には「ボールかスパイクかわからないような感じなのが(地面に着いたように)映っていた。僕らは明らかにボールですよって何回か言った」とアピールしたが、審判団は明確に判断できないという主張だった。「残念ですけど、現状のTMOのシステムでは、レフェリー陣の判断が正しいと思います」と冷静に振り返った。

 序盤からの数的不利の中、トップリーグ5度優勝の名門の意地は見せた。流は「14人では最高のゲームができた。何も言うことないパフォーマンスだったし、自分たちが持てる全ては出し切った。それで負けたので仕方ない。クボタ(東京ベイ)さんが強かったということ」と悔しい敗戦を受け入れた。

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