高藤直寿 世界柔道5位も「パリまで突っ走る」 息子からは「え、」とメッセージも「次はカッコいいところを」

 東京五輪男子60キロ級金メダルの高藤直寿(29)=パーク24=が9日、同階級で5位となった柔道世界選手権(ドーハ)を終えて成田空港に帰国した。もどかしい結果にも声や表情は明るく「金メダル確実と言われている中で負けてしまったので、柔道やっているなという感じ。悔しい思いもあるんですけど、稽古で積み上げて次の試合に向かいたい。新たな気持ちでいる」と前を向いた。

 今大会は日本男子単独最多5度目の優勝が懸かっていたが、準決勝で敗れ、その後の3位決定戦でも指導3つで反則負けを喫した。「その場でやるべきことは分かっていたが客観視しすぎていた。それより早く展開は進むので。あと負けた準決勝は『いける』と思って投げたい気持ちが出てしまった」と反省。「そこを抑えていければ確実に泥くさく勝てていけるのかなと思う」と語った。

 現地で観戦していた息子からは敗戦後に「え、」と厳しいメッセージが届いたという。高藤は「あおってんなぁと思った」と笑いつつも、「(息子も)すごい悔しかったみたいで泣いていた。『自分もいつかこの舞台に立ちたい』と言っていた。その前に僕がリベンジして、次はカッコいいところを見せたい」と話した。

 連覇を狙う24年パリ五輪へ。今後も代表選考レースが続くことが予想されるが「燃えたというか。こんなもんじゃねーぞというのを早く見せたい。パリまでは突っ走っていこうと思います」と力を込めた。

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