池江璃花子3冠達成 本命種目でも世界切符獲得「前の自分の殻を脱げた」
「競泳・日本選手権」(8日、東京アクアティクスセンター)
女子50メートルバタフライ決勝が行われ、21年東京五輪代表の池江璃花子(22)=横浜ゴム=が25秒59で優勝。派遣標準記録(25秒73)を突破し、優勝した100メートルバタフライに続いて世界選手権(7月、福岡)代表に内定した。バタフライ、100メートル自由形と合わせて3冠達成。男子100メートルバタフライは、50秒96で制して3冠となった松元克央(ミツウロコ)、2位の水沼尚輝(新潟医療福祉大学職)も代表入り。女子200メートル背泳ぎは白井璃緒(ミズノ)が2分10秒01で世界切符をつかんだ。
池江が本命種目で世界切符をつかんだ。持ち前の大きな泳ぎで横一線のレースを抜け出し、呼吸を1回にとどめてゴール。電光掲示板に映ったタイムを確認すると、歓声が上がるスタンドに誇らしげに手を振った。
「絶対に負ける気はしなかったので、何が何でも勝ってやる気持ちで泳いだ。久しぶりにレースが楽しいなと。前の自分の殻を脱げたような気がする」
15歳で初めて日本一に輝いた50メートルバタフライの代表復帰は昨年から思いが強かったが、同年選考会では0秒12派遣記録に届かなかった。「去年の失敗はしないように」。今大会に向けては西崎勇コーチと相談し、あえてスピードを強化する練習を半分に削減。力みを減らすことで水をつかむ感覚にたけた池江の長所を研ぎ澄ませた。
「前とほぼ変わらない状態で泳げている。25秒3ぐらいは出る期待がある。今年こそ世界の舞台に戻ってきたことを証明したい」。25秒3台となれば昨年世界選手権の2~4位相当だ。レースを重ねるごとに自信を取り戻してきた池江が、福岡の地で完全復活を狙う。





