JOC山下会長、札幌五輪招致ライバル登場に「正直驚き」スウェーデン急浮上も国内のイメージ回復優先

 日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(65)が14日、都内で定例会見を行った。札幌市とともに招致を目指している2030年冬季五輪について、スウェーデン・オリンピック委員会も招致の検討を始めると今月8日に発表。強力なライバルの登場を受け「正直、当初驚きをもって受け止めた」と明かした。

 ただ、国内では東京五輪・パラリンピック組織委員会をめぐる収賄事件や、テスト大会に関する談合疑惑が明らかになる中、札幌五輪招致には否定的な情勢となっている。

 現在、札幌招致への機運醸成活動は停止しているが、さらに追い打ちをかける事態に「より厳しい状況になっていると認識している」と山下会長。ライバルが急浮上したものの、「他の候補地がどうかというより、日本の候補地として信頼を回復し、同じ事(不祥事)を繰り返さない仕組みを開示しながら(市民に)ご理解いただくのが優先。よそのことよりも自分たちのことをしっかりやることの方が大事。それが正直な気持ち」と語った。

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