サーフィン 国際大会準Vの17歳・岩見天獅「うれしいけど悔しい」成田空港に帰国

 サーフィン男子でプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の下部大会、予選シリーズ(QS)・ラウニオン国際プロ(フィリピン・ルソン島)で準優勝を果たした17歳の岩見天獅(てんし)が27日、成田空港に帰国した。自己最高成績の2位だが、頂点まであと一つだっただけに「うれしいですけど、あそこまで残れて勝てなかったのは悔しい」と振り返った。

 遠征の宿や飛行機は自分で予約し、現地の宿泊も一人とたくましい。大会最終日の前夜に食べた牛のステーキで食あたりとなり、吐き気がある中での試合となったが、その最悪のコンディションでも2位。17歳とは思えない器の大きさを見せつけた。

 試合序盤から積極的に波を狙いすぎた1月の大会の反省を生かし、「前半2本を80%の力で乗って決める戦略をやった。アベレージのスコアを作ってから攻めた」と冷静に試合を展開。また試合中に高い点数を出すジャッジの傾向を分析し、細かい技ではなく迫力のある大きいターンを入れたという。「その年でちょっとジャッジの基準が変わるんですけど、今年の基準はすごく自分に当てはまっている。自信を持ってサーフィンしてきた感じ」と話した。

 今年の目標はチャンピオンシリーズ(CT)への参戦とジュニアの世界大会で頂点を取ること。五輪にも出場意欲を示し「24年パリ五輪は技術、経験値的にはちょっときつい。(28年)ロサンゼルスと、(32年)のオーストラリア(ブリズベン)には絶対に出たい」と力強く語った。

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