栃ノ心が左肩脱臼で休場 再出場断念なら十両転落確実
「大相撲初場所・5日目」(12日、両国国技館)
西前頭11枚目の栃ノ心(35)=春日野=が12日、日本相撲協会に「左肩関節脱臼」のため「2週間の休養を要する見込み」との診断書を提出し、休場した。2021年九州場所以来通算12度目。5日目の対戦相手、宝富士は不戦勝となる。
4日目の琴勝峰戦で負傷。敗れた取組後は右手で左腕を支えるしぐさを見せていた。
栃ノ心は4日目まで2勝2敗。師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)は、再出場について「無理じゃないかな」と見通しを明かした。再出場せずに負け越せば、春場所の十両転落は確実で、元大関では昨年初場所の朝乃山以来となる。
今場所の十両以上の休場者は、横綱照ノ富士、新型コロナウイルス対策ガイドライン違反による1場所出場停止の幕内逸ノ城に続いて3人目となった。



