GP連勝見えた!“りくりゅう”三浦、木原組が世界歴代5位78・25点 圧巻SP首位発進に「ワオ!」
「フィギュアスケート・NHK杯」(18日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)
ペアのショートプログラム(SP)が行われ、昨季の世界選手権銀メダルペアで、10月のスケートカナダで日本勢初のGP優勝を飾った“りくりゅう”こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)は、北京五輪団体戦(74・45点)での自己ベストを4点近く上回り、世界歴代5位のスコアとなる78・25点で首位発進を決めた。
冒頭のトリプルツイストを成功させると、息の合ったジャンプ、力強いリフトで観客を魅了。スロージャンプもしっかり着氷させた。ほぼノーミスの演技で喝采を浴びると、演技後は満面の笑みで抱き合った。得点が出ると、三浦は思わず「ワオ!」と、目を丸くした。
木原は「74点出ればいいかなと思っていた。それを上回ればいいかなと思っていたのでよかった」と、納得の表情。三浦も「いつも元旦にお願いをするんですけど、今年は75点を越えようと話していたので、それができてうれしい」と、笑顔で振り返った。
今大会上位に入れば、12月のGPファイナル(トリノ)進出が決まる一戦。昨季はGPファイナル進出を決めていたが、コロナ禍でオミクロン株急拡大により大会が中止になっていた。日本のファンの前で、再び最高峰の舞台への切符を掴む。