豊昇龍が10年ぶりの珍手星! 「狙ったわけじゃないんで」 河津掛けで1敗死守

 河津かけで翠富士を下した豊昇龍(撮影・坂部計介)
 豊昇龍(右)はかわず掛けで翠富士を下す
 翠富士(右)をかわず掛けで下す豊昇龍
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 「大相撲九州場所・5日目」(17日、福岡国際センター)

 関脇豊昇龍(立浪)が平幕翠富士(伊勢ヶ浜)を下して1敗を守った。大関陣では5度目のかど番の正代(時津風)が平幕明生(立浪)に敗れて3敗目。貴景勝(常盤山)は逸ノ城(湊)を退けて2敗を守った。

 豊昇龍が珍手で白星を挙げた。立ち合いで素早く右上手を引き小手に振った。翠富士が切り替えし傾きかけたが、豊昇龍は自らの右足を翠富士の左足に巻き付け共に背面から倒れ込んだ。幕内では平成24年春場所以来10年ぶりの河津投げ。アナウンスで決まり手が流れると、会場からはどよめきの声が上がった。

 「狙ったわけじゃないんで。流れでそうなったんで」と取組後は淡々と語っていた豊昇龍だが、報道陣から10年ぶりの珍手と聞くと「10年ぶり!へぇ~。よかったすね」と満面の笑みを見せた。

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