ラグビー SO中尾隼太「勇気を持って思いっきり」教員免許取得の異色経歴からアピール

 「ラグビー・強化試合、日本-オーストラリアA」(10月1日、秩父宮ラグビー場)

 日本代表はオーストラリアA代表戦に向け、試合会場で前日練習を行った。この試合は非テストマッチで日本代表はジャパンXV(フィフティーン)として試合に挑む。練習後、取材に応じたノンキャップの先発SO中尾隼太(BL東京)は「キャップ対象試合とかは自分の中で意識していなくて、新しい自分の人生の第一歩として持っている力を全て出して楽しんでいる姿を見せられたらいい」と語った。

 中尾は鹿児島大を経て2017年からBL東京(旧東芝)でプレー。教育学部卒で小学校教員免許を取得している異色の経歴を持つ。「僕みたいな人がこういう舞台でプレーすることによって、そういう人にもチャンスがあると言うことが分かると思います。勇気を持って思いっきりプレーして自分らしさを出して、そういう人たちにメッセージを伝えられるようにしたい」と意気込んだ。

 W杯開幕まで1年を切った今秋の活動初戦にもなる。2019年W杯日本大会後に行われたテストマッチでは思うように白星を残せていない。だからこそ主将のフッカー坂手淳史(埼玉)は「まずは結果を出さないといけない」と今回は非キャップ対象試合だが勝利にこだわる。

 日本代表は同8日(ベスト電器スタジアム)と同14日(ヨドコウ桜スタジアム)にも同相手と対戦予定。その後、主力の日本代表はテストマッチとしてニュージーランド戦(同29日、国立)、欧州遠征でイングランド戦(11月12日、ロンドン)、フランス戦(11月20日、トゥールーズ)を控える。

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