【ユージン(米オレゴン州)共同】陸上の世界選手権(15日開幕)に出場する東京五輪女子走り高跳び銅のヤロスラワ・マフチフ(20)=ウクライナ=が13日、開催地のユージンで取材に応じ「私が金メダルを取れば、ウクライナの人々にいいニュースを届けられる。少しでも笑顔にできる。それが私のモチベーション」と母国を思いやりながら意気込みを語った。
ウクライナ侵攻後は、車で国外に避難して練習を重ねてきたという。「本当に苦しくて難しい状況だった。ウクライナでは100人近くのスポーツ選手やコーチが亡くなっている。故郷の人たちは、この時間を絶対に忘れることはない」と話した。