スキー複合男子 26年冬季五輪存続も女子は見送り IOC理事会は普及度など問題視

 国際オリンピック委員会(IOC)は24日、オンラインで開いた理事会で2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪の実施種目を協議し、一部で除外の懸念が報じられていた日本のメダル有望種目、ノルディックスキー複合の男子存続を決めた。国際競技連盟が要望していた女子の採用は見送った。

 IOCは、直近の五輪3大会のスキー複合で日本、ドイツ、オーストリア、ノルウェーの4カ国がメダルを独占し、観客数は最低だったと指摘。シュトス・プログラム委員長は「非常に懸念される状況」と述べ、世界的な普及度や人気を問題視した。開幕まで4年を切った26年大会は選手への影響を考慮して実施するが、札幌市が招致を目指す30年大会に向けては競技人口や集客で飛躍的な向上を求めた。

 新種目にはノルディックスキー・ジャンプの女子個人ラージヒルやフリースタイルスキーの男女デュアルモーグル、スケルトン混合団体、リュージュ女子2人乗りを採用。女子の参加比率は冬季大会で最高の47%に達し、選手総数は22年北京大会から8増の2900人になる見通しとなった。

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