柴原瑛菜 混合ダブルス日本勢25年ぶりV 大一番で勝負強さ発揮「混合での勝利特別」

 「テニス・全仏オープン」(2日、パリ)

 柴原瑛菜(24)=橋本総業=が混合ダブルス決勝でウェスリー・コールホフ(33)=オランダ=と組み、ウリケ・アイケリ(ノルウェー)ヨラン・フリーゲン(ベルギー)組に7-6、6-2で勝って頂点に立った。同種目の日本勢で1997年の平木理化以来25年ぶりの快挙となった。四大大会で日本勢の混合ダブルス制覇は99年全米オープンの杉山愛以来。

 最後は自らのエースでけりをつけた。柴原は大一番で勝負強さを発揮し、混合ダブルスで四大大会自身初の頂点に立った。「四大大会のタイトルを取れるなんて夢のよう。まだ実感できていない」と感慨を込めた。

 第1セットはタイブレークにもつれ、2-5と先行されたが、柴原が相手男子のサービスポイントを鋭いショットで攻略。逆転でこのセットをものにし、第2セットは第5ゲームで柴原の厳しいリターンもあり、相手男子のサーブをブレーク。勝利を決定的にした。

 昨季は東京五輪出場を女子、混合両ダブルスで達成。今季はシングルスに注力し「ストロークのベース(基礎能力)がちょっと上がったかな。サーブもシングルスの方が(多くの機会で)打てる」と話す。米国育ちの24歳で、日本人の両親と2人の兄がいる。「5人家族で、テニスを最初に始めたときにやったのが混合ダブルスだった。だから混合での勝利は特別。しかもそれが四大大会だなんて」。センターコートで両手を高々と上げた。

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