坂本花織&三原舞依が熱望「通年リンクがほしいです!」神戸市から表彰

 神戸市の久元喜造市長(右から2人目)から神戸栄誉賞を受けた坂本花織(中央)と神戸市スポーツ特別賞を受けた三原舞依(左から2人目)=神戸市役所
神戸市の久元喜造市長(左)から神戸栄誉賞を受けた坂本花織=神戸市役所
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 フィギュアスケート女子で今年の北京五輪で銅メダルを獲得した坂本花織(22)=シスメックス=と、四大陸選手権で優勝した三原舞依(22)=同=が31日、神戸市役所で表彰式に出席した。坂本は五輪メダリストとして「神戸栄誉賞」と世界選手権優勝への「神戸市スポーツ特別賞」、三原は「神戸市スポーツ特別賞」を受け、久元喜造市長らから表彰状などを贈られた。

 坂本は「小さいころから夢だった五輪のメダルが獲れてうれしかった」と笑顔。五輪、世界選手権での活躍に「今年はいいシーズンだった」と振り返った。また、三原は五輪出場を逃した悔しさを四大陸選手権で晴らし「今までの練習を信じて演技できた。満足している」と話した。

 久元市長は「市として、練習環境を今よりいいものになるように取り組んでいきたい」と約束。2人の練習拠点である神戸市立ポートアイランドスポーツセンターは、開設から40年以上を経て老朽化が進んでいる。市は隣接地に新施設の建設し、2027年度の開業を予定している。

 同施設は夏季はプール使用となるため、坂本、三原は西宮市のひょうご西宮アイスアリーナを使用している。しかし、こちらは兵庫県内唯一の通年スケートリンクのため、アイスホッケー、ショートトラックとの併用が避けられない。フィギュアが専有して使用できるのは1日1時間半程度だという。

 坂本は「あと(通年リンクが)1つ増えれば(使用時間が)分散される。通年リンクがほしいです!」と熱望。三原も「かおちゃん(坂本)のおかげで(競技人口が)増えている。通年リンクのありがたみを感じる」と話していた。

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