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“院卒力士”大栄翔 横綱&大関に続き若隆景も撃破「立ち合いもしっかり踏み込めた」

 「大相撲夏場所・4日目」(11日、両国国技館)

 小結大栄翔が春場所優勝の関脇若隆景をはたき込み、3勝目(1敗)を挙げた。3月に日大大学院を修了。向学心も旺盛な返り三役は、初日に横綱照ノ富士、3日目に大関正代を撃破し、勢いに乗っている。照ノ富士は琴ノ若を寄り切って3勝目。琴ノ若は初黒星を喫した。大関陣は今場所初めての安泰で、正代は高安を押し出して初日を出した。全勝は翔猿、碧山、一山本の平幕3人となった。

 俺も忘れてもらっちゃ困るとばかりに、大栄翔が存在感をアピールした。立ち合いから両手で突いて押し込むと、右のど輪も繰り出し、若隆景の足がそろったところではたき込み。先場所優勝の大関候補を何もさせずに土俵にはわせ「立ち合いもしっかり踏み込めた。流れもよかった」と自賛した。

 2場所ぶりの返り三役。初日の照ノ富士、3日目の正代とすでに1横綱1大関も撃破した。序盤の好調には「稽古場からしっかり当たることを意識してやってきた。それがいい具合に出ているのかな」と分析した。

 初の東大力士が話題の中、大栄翔も“院卒力士”となって最初の場所に臨んでいる。3月に日大大学院を修了。ファミリービジネスについて2年間学んだ。修士論文は「相撲界の継承発展」。研究だけではなく、さまざまな年代、職種のゼミ生の考えに触れたことも財産になった。

 「自分のことだけではなく、若い衆へのアドバイスであったり、稽古場での振る舞いであったり、そういう教えも大事に。余裕が出たというか、そういうのも大切なんだなと」。本場所がない時期に、パソコンに四苦八苦しながら夜な夜なレポートを作成した日々は、相撲にも生きている。

 昨年初場所で初優勝。台頭する若隆景や琴ノ若らに、負けてはいられない。今場所前には「三役定着って考えていたらダメだと思う。上を目指して」と話していた。快進撃を再現し、大関候補に名乗りをあげる。

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