寺本明日香が引退会見 ロングヘアばっさり「断捨離です」

ミキハウススポーツクラブGMの野村忠宏氏(左)から花束を受けた寺本明日香=大阪府八尾市のミキハウス本社
ミキハウススポーツクラブGMの野村忠宏氏(左)から花束を受けた寺本明日香=大阪府八尾市のミキハウス本社
ミキハウススポーツクラブGMの野村忠宏氏(左)から花束を受けた寺本明日香(中)と寺本を指導した坂本周次コーチ=大阪府八尾市のミキハウス本社
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 24日に閉幕した全日本個人総合選手権(東京体育館)を最後に現役を引退した体操の寺本明日香(26)=ミキハウス=が25日、大阪府八尾市の所属先で記者会見した。

 12年ロンドン、16年リオデジャネイロの五輪2大会代表となった寺本は、ロングヘアをばっさりと切って登場。「断捨離です。これから新たなスタート、新たな人生を歩む意味もある。お疲れさまという思いを込めて髪を切った」と説明した。

 引退理由については、古傷の右脚に加え、左脚アキレス腱(けん)を断裂したことなどを挙げた。補欠だった東京五輪を終えて、「リザーブとして最後の仕事をした上で引退しようと思ったが、休んで考えた時に何か物足りなさを感じた。22年全日本までやろうと決めた」と終着点を定めたという。モチベーションの維持と「世界と戦うにはこれくらいの練習というのがあるが、やろうとするとガタガタしてしまって足が限界だった」と振り返った。

 今後については未定だが「新たな目標は体操界に携わって体操界に貢献すること。日本代表の経験を生かして指導や活動をしたい」と体操界に残る意向。「数年後、数十年後に日本代表をサポートをしたい」と指導者の道も視野に入れている。

 引退試合で優勝した笠原有彩(17)=レジックスポーツ=はクラブの後輩。笠原の幼少期からともに練習してきたという寺本は「本当に成長した。誰が優勝してもおかしくないプレッシャーの中で、堂々と自分の演技をしてすばらしいと思った」とたたえた。寺本を6歳から指導してきた坂本周次コーチも会見に同席し、「笠原選手に自分の練習を見せて、言葉じゃなく行動で伝えてくれた。(笠原には)寺本選手が歩んできた道を歩んでほしい」と話した。

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