日本バレーボール協会新会長に川合俊一氏が決定「不退転の覚悟を持って協会を立て直す」
日本バレーボール協会は22日、臨時理事会を開催し、1984年ロサンゼルス五輪、1988年ソウル五輪代表の川合俊一氏を新会長に選出したことを発表した。診断書の偽造問題で1月に辞任した嶋岡健治前会長の後任で、新体制をスタートさせる。
川合氏は日本協会を通じて「日本バレーボール協会の将来が懸かる重要なタイミングで声を掛けていただき、これ以上なく、身の引き締まる思いがしている。不退転の覚悟を持って、協会を立て直すべく、職務にあたって参りたい」と、意気込んだ。
会長就任にあたって「3つの軸」を示し、 「一つ目はガバナンスの高度化。法令遵守体制と内部統制体制の確立は、自身の企業経験も踏まえ、組織維持に最も重要な要素で、現在のJVAにいちばん必要とされている要素である。暫定体制時に検討されたガバナンス高度化計画をベースに、透明性の高い開かれた団体を目指す」
「続いて国際交渉力の強化。国際バレーボール連盟、アジアバレーボール連盟といった国際上位団体との連携を高め発言力を上げることは、大会誘致など競技の普及においても好影響をもたらし、国民の皆さまにより高レベルな競技を楽しんでいただくことにも繋がる。外部人材の登用も視野に入れつつ、国際バレーボール界におけるJVAのプレゼンス向上に努める」
「最後に発信力の強化。バレーボールとビーチバレーボールの競技経験を生かし、競技の魅力をより広く、より深くアピールすることに注力したい。バレーボールならびにビーチバレーボールに対する共感者、伴走者を得ることで、JVAの財務基盤の強化に限らず、競技人口やバレーボール・ビーチバレーボール関心層の拡大を図る」
「以上をもって、JVAが国民の皆さまに信頼いただける競技団体となり、バレーボールならびにビーチバレーボールを活力・心の拠りどころとしていただけるよう、理事、職員はもとより、JVA を支えてくださっている加盟団体をはじめとする関係者の皆さまと連動して参りたい」と、所信表明した。





