張本智和 14歳の松島輝空に全力勝利でホッ「負けたらニュースになるとわかってた」

 篠塚(手前)を破り、4強入りを決めた張本智和
 篠塚(奥)を破り、4強入りを決めた張本智和
2枚

 「卓球・ライオンカップ・トップ12」(5日、アリーナ立川立飛)

 第1回パリ五輪代表選考会として行われた。男子準々決勝で、東京五輪団体銅メダルの張本智和(18)=木下グループ=が、篠塚大登(18)を4-1で破って準決勝進出。4強入りを決めて、世界選手権団体戦(9月、中国)の代表切符もつかみ取り、両手でカッツポーズした。

 パリ五輪に向けたスタートの大会。張本は気合の入った様子で、得点の度に雄たけびをあげながら集中力を高めていった。2回戦は、中学2年の松島輝空(14)と対戦。“張本2世”との呼び声も高いホープとの初対戦だったが、サーブで崩しながらフォアハンドを振り抜いて圧倒し、挑戦を退けた。

 年下の後輩相手にも気迫を前面に出していったが、「(今日の3試合の中で)一番気合が入っていた。久々に相手に向かっていけた。中国選手とやるくらいの気持ちで。負けたらニュースになるとわかっていたましたし(笑)。(次々と格上選手を撃破していた)昔の自分を見ているようだった」と胸をなで下ろした。

 パリ五輪に向けては、日本協会は国内選考会を重視する方向性を示しており、24年1月までに断続的に選考大会が実施される。1月の全日本選手権は腰痛の影響もあって16強敗退に終わったが、すでに万全の様子。「正直、この大会の方が大事だと思っていた」と照準を合わせていたことを明かし、6日の準決勝、決勝に向けて気合を入れ直した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス