IOCがロシア、ベラルーシの国際大会除外を勧告 プーチン氏らの五輪功労賞撤回

 国際オリンピック委員会(IOC)は28日、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、すべて競技の国際大会において、ロシア、ベラルーシの選手、関係者の除外を求めることを発表した。

 「国際スポーツ連盟、および世界中のスポーツイベントの主催者にロシア、ベラルーシのアスリート、またはスポーツ関係者が参加できないように全力を尽くすことを強く求める」と、表明した。ウクライナ選手が自国への攻撃のため、大会に参加できなくなっている一方で、ロシア、ベラルーシの選手がイベントに参加できることを「ジレンマ」と表現し、理事会で勧告の決定を行った。

 ただ、「中立的なアスリート、チームとしてのみ受け入れられるべき」とし、参加する場合は国旗、国歌などを使用しないことを求めた。また、プーチン大統領らロシア関係者が受賞していたオリンピック功労賞をすべて撤回した。

 IOCはロシアによるウクライナ侵攻は、2021年12月2日の国連総会において、採択された北京五輪・パラリンピック期間中の五輪休戦決議に違反しているとしており、24日に「IOCはロシア政府による五輪休戦違反を強く非難します」と非難声明を発表。傘下の国際競技連盟に対して、スポーツイベントにおけるロシア、ベラルーシでの大会の中止、移転、また同国の国旗、国歌の使用禁止を勧告している。

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