福士加代子がラストランで執念の完走「参った」途中歩くも沿道からは「ありがとう!」

 「大阪ハーフマラソン」(30日、大阪城公園-ヤンマースタジアム長居)

 今大会を最後に現役引退の意向を示している福士加代子(39)=ワコール=がラストランで完走した。タイムは1時間16分4秒(速報値)だった。初マラソンや2度の優勝を果たした大阪国際女子マラソンと、ほぼ同じコースのハーフを走り抜け、思い出とともに現役を終えた。

 レース前からいつもの笑顔でリラックスした様子だった福士。初マラソンや2度の優勝を経験した大阪国際女子マラソンとほぼ同じコースで沿道から「ありがとう!」の声援も受けた。

 終盤に入ると、時折腕を回したり、腹を押さえたりと苦しそうな表情も見せ、足をたたきながら歩く場面も。競技場に入ると、ゆっくりとした速度で関係者からの拍手に何度も右手を上げて応え、笑顔でゴールした。ゴール後は「参った!マジできついんですけど。こんなボロボロになるはずじゃなかったのに」と笑わせた。

 福士は2004年アテネから北京、ロンドンと五輪は3大会連続でトラック種目に出場。16年リオデジャネイロ五輪はマラソンで14位だった。13年世界選手権のマラソンでは3位と、長年長距離界をけん引してきた。

 福士はテレビインタビューで「最初と最後がここ(大阪)でよかった。まあ、面白い。ファンの皆さん、最高です」と感謝。「こんな状態ですけど、私の走りでちょっとでも希望を持ってもらえたら」と、ラストランへ込めた思いを語った。

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