池江璃花子 200メートル自由形2位 予選から3秒短縮「やっと泳げるように」
「競泳・北島康介杯」(21日、東京辰巳国際水泳場)
女子200メートル自由形で、東京五輪代表の池江璃花子(21)=ルネサンス=が1分58秒77で2位に入った。予選から約3秒も縮め、長水路では白血病から復帰後のベストタイム。前日の会見で「いいタイムが出せそう」と話した通りに有言実行を果たした。
喜びが思わず表情に表れた。池江はレースを振り返り「58秒台が出て、やっと泳げるようになってきた実感が湧き、うれしい」と笑顔。白血病から復帰後3度目となる長水路での200メートル自由形予選は2分1秒70で全体10位のギリギリ通過。決勝では持ち味の大きな泳ぎでタイムを縮め、表彰台に立った。
ハードな練習期間の中で迎えた今大会。「若干の不安はあったが、他の種目につながるいい泳ぎができた」とうなずいた。3月の国際大会代表選考会へ向け「調整したら、あと1秒縮まってもおかしくない」と手応えを口にした。
22日は100メートル自由形に出場する。「気持ちを切り替えて、優勝を目指したい」と意気込んだ。