帝京大が王座奪回!4年ぶり10度目の大学日本一 明大を破る

 胴上げされる帝京大・岩出監督(撮影・金田祐二)
 前半終了前、3つ目のトライを決めた白国亮大(右)を祝福する帝京大フィフティーン(撮影・西岡正)
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 「ラグビー・全国大学選手権・決勝、帝京大27-14明大」(9日、国立競技場)

 帝京大(対抗戦1位)が明大(対抗戦3位)を破り、9連覇以来4大会ぶりの優勝を飾った。

 主将のプロップ細木康太郎(4年)は「うれしいのと、これまで応援、サポートしてくれた方に感謝したい」と喜びを語った。

 序盤から仕掛けた。前半5分、ラインアウトの流れからCTB押川敦治(4年)が先制トライ。同13、34、41分にはWTB白國亮大(4年)が相手パスをインターセプトし、独走トライなど3連続トライを決めた。

 帝京大は厳しい守備で明大を前に出させることなく得点を与えなかった。20-0で前半を折り返した。

 後半は開始9分にトライを奪われたが、要所のスクラムでは反則を誘うなど流れは手放さなかった。細木は「試合を通してスクラムで圧倒できたことはこれからの自分の人生においてもチームの未来にもプラスになる」と振り返った。同20分にはナンバー8奥井章仁(2年)がトライ。最終的に27-14とした。

 帝京大の現メンバーは9連覇を経験していない。岩出雅之監督は「決して優勝を知らないメンバーだからハンデを持っているということは一切ない。純粋に勝利に向かって飢えた状態」と話した通り、選手は過去の栄光にとらわれることなく勝利を求めた。

 対抗戦では全勝優勝。選手権に入ってからも盤石の強さを見せ、10回目となる頂点を奪還した。

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