隆の勝 大関昇進へ意欲 「飛躍の年に、もう一つ上の番付を目指したい」
「大相撲初場所」(22年1月9日初日・両国国技館)
大相撲初場所(1月9日初日、両国国技館)で4場所ぶりの関脇復帰が確実な幕内隆の勝(27)=常盤山=が14日、東京都板橋区の同部屋での稽古後に代表取材に応じ、来年に向けて大関昇進へ意欲を示した。「飛躍の年にしたい。もう一つ上の番付を目指したい」と話した。
14日は四股などの基本運動で汗を流した。西前頭2枚目だった九州場所では持ち味の鋭い突き、押しで11勝を挙げ、敢闘賞を受賞。「びっくりするくらい、落ち着いて自分の相撲を取り切れた」と手応えを語った。27歳の有望株は6場所全てを幕内上位で闘い「体の成長より、気持ちの持ち方。それが最後の場所でうまく出た」と1年間の収穫を口にした。