入江聖奈 五輪金メダル後初公式戦圧倒RSC勝ち 2度のダウン奪った「100点満点」

 「ボクシング・全日本選手権」(27日、墨田区総合体育館)

 東京五輪の女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈(21)=日体大=が、五輪後初の試合となる同級準決勝に出場し、美坂穂香(青森大)から2度のダウンを奪って2回RSC勝ちした。男子ミドル級準決勝では、同五輪代表で大会4連覇が懸かる森脇唯人(25)=自衛隊=が、田中廉人(自衛隊)に5-0判定勝ち。28日は各階級の決勝が実施される。

 日本ボクシング界初の女子金メダリストが豪快に再発進した。五輪後の初公式戦にトレードマークの笑顔で入場したが「めちゃくちゃ緊張した。昨日の夜は羊を96匹まで数えて何とか寝られた」と苦笑い。「勝ったので100点満点です」と自己採点した。

 1回に左カウンターでスタンディングダウンを奪うと、2回はボディーで圧倒。強烈な右で再びダウンを奪い、1分54秒にレフェリーが試合を止めた。

 課題にしていたボディー攻撃は「2回から意識したらコンビネーションが効果的に決まるようになった」と新境地を開いた様子。金メダルの重圧も「自意識過剰になっているだけかも。大してみんな見ていないと思う」と自然体を貫く。

 28日の決勝では、2大会ぶりの優勝を目指す。「(全日本は)世界に羽ばたくためのスタート地点。ここを取らないと国際大会にも派遣してもらえないので、何が何でも取りたい」と原点回帰を強調した。

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