文字サイズ

阿炎 改心の5連勝“夜の店”通いから日々猛省7場所ぶり幕内で真っ向勝負 

 「大相撲九州場所・5日目」(18日、福岡国際センター)

 7場所ぶり幕内復帰の阿炎が改心の無傷5連勝だ。天空海を押し倒して平幕唯一、全勝を守った。新型コロナ禍、ガイドライン違反となる“夜の店”通いのため昨年7月場所後に3場所出場停止処分。愛する妻子ら周囲に支えられ、生まれ変わった姿を見せている。一人横綱照ノ富士が隆の勝を上手投げで下し盤石5連勝。大関貴景勝も勝ち、3人が全勝トップに並ぶ。大関正代は2敗に後退した。

 阿炎は猛省し、相撲と向き合い続けてきた。以前の幕内の時は「調子に乗っていた」と言う。迷惑をかけ、それでも支えてくれた愛する人たち。恩を返すには土俵しかない。

 7場所ぶりに戻った幕内で、この日も真っ向勝負。天空海相手に一歩も引かずに押し合うと、出足一気に追い込んで気迫全開に押し倒した。自身初の初日から5連勝に「勝敗は気にしていない。思い切り元気な姿を見せられたらいい」と穏やかな顔でうなずいた。

 一番の恩人、師匠の錣山親方(元関脇寺尾)からは「思い切り取ってこい」と毎日のように励まされる。その言葉を胸に、迷いなく相撲が取れている。

 昨年7月場所前と場所中の外出禁止期間に“夜の店”通いが発覚。当初はうその供述までしていた。提出した引退届は日本相撲協会が預かり、次に問題行動を起こせば即受理される措置が取られる。

 自ら「こんなどうしようもないやつ」と自覚する。それでも待っている妻と1歳半の娘がいる。処分後、妻子とはいまだ別居中だ。

 師匠は家族で住むことを許可したが自身でまだ納得がいかない。「幕内で勝ち越してちゃんと自分の中でよしっと思った時に胸を張って一緒に住める」。今場所、勝ち越しを同居条件に自ら課した。

 場所中、毎晩、電話で娘の声を聞く。「パパ」と呼んでくれるかわいい娘。「パパらしいことも何もできていない」と、父娘で公園デビューが目標だ。

 「(前回幕内とは)心境、環境すべてが違う」と改心した阿炎。元三役の実力なら初Vチャンスが十分ある。

関連ニュース

    編集者のオススメ記事

    スポーツ最新ニュース

    もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス