重量挙げ三宅宏実が引退会見「無我夢中になれた競技人生」今後は後進の指導へ

 サプライズで誕生日ケーキを贈られた三宅宏実=都内
 握手をする三宅宏実(左)と父で日本協会会長の義行氏=都内
サプライズで贈られた誕生日ケーキを食べる三宅宏実=都内
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 重量挙げ女子で12年ロンドン、16年リオ五輪の2大会連続五輪メダリストの三宅宏実(36)=いちご=が18日、都内で引退会見を行い、「21年間、長く続けられて、無我夢中になれた競技人生」と振り返った。会見後には、18日が誕生日の三宅にサプライズでケーキが贈られた。

 集大成に位置づけた東京五輪が終わったことで、引退を決断した。5度出場した大舞台には、「五輪の舞台から夢をもらった。人生の通過点なのかなと。そういう経験ができて良かった」と充実の表情だった。

 今後は、所属先のいちごで、コーチとして後進を指導するという。「指導者としてはまだまだ未熟な所はあるんですけど、選手の成長とともに頑張りたい」と意気込んだ。

 この日はちょうど、三宅の誕生日でもあった。「狙ったわけじゃない」と笑いつつも、「大安というのもあって、本当にたまたま決まった。誕生日にけじめの場を設けさせていただいて、いいスタートをきられるように頑張りたい」と改めて誓った。会見後には、サプライズでケーキが登場。所属先の「いちご」と同じ「いちごケーキ」を笑顔で喜んだ。

 三宅は04年アテネ大会で五輪に初出場し、08年北京大会で4位。12年ロンドン五輪で女子重量挙げ初の銀メダルを獲得し、史上3組目の親子メダリストとなった。16年リオ五輪でも銅メダルを獲得し、今年の東京五輪は開催国枠で49キロ級に出場。スナッチで74キロを挙げたが、ジャークで3回とも失敗し、記録なしに終わっていた。

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