高橋大輔「予想以上の評価 スタートラインに立てた」“かなだい”五輪争い一歩リード
「フィギュアスケート・NHK杯」(14日、代々木第一体育館)
アイスダンスの日本歴代最高得点で6位に入り、北京五輪代表争いで一歩リードを奪った村元哉中(28)、高橋大輔(35)組=ともに関大KFSC=がオンラインでの一夜明け取材に応じた。
今大会では結成2年目の進化をみせつけ、RD、フリーとも日本歴代最高得点をマークし、合計は179・50点。選考上のライバルである全日本3連覇中の小松原美里(29)、尊(30)組=倉敷FSC=を初めて上回った。
昨季のNHK杯はコロナ禍で国内チームだけでの試合で、今大会が初めてのISU公認試合だった。高橋は「アイスダンサーとして初めて、国際評価いただける試合だった。どういった評価かまったく分からない状態で挑んで、大きなミスなく演技ができて、予想していた以上の評価いただけた。1つ自信になった試合。スタートラインにたてた」と、充実の表情でうなずいた。村元も「昨季と違い、RD、FDとも自信持って滑れた。国際ジャッジの評価もポジティブに受け止められた。テクニカルな部分は取れていたし、何が足りないか分かった。収穫ありました」と、語った。
次戦は18日開幕のワルシャワ杯(ポーランド)。そして、12月には最終選考会の全日本選手権(埼玉)が待つ。北京五輪代表入りへ、進化を続けていく。