ソフト東京五輪代表の後藤が涙「やっとつかめた決勝進出でいろんな気持ちが」

 「ソフトボール・日本リーグ女子決勝トーナメント、ビックカメラ高崎3-0トヨタ自動車」(7日、福島県営あづま球場)

 決勝が行われ、リーグ戦1位のビックカメラ高崎が同2位のトヨタ自動車を下し、3連覇を達成した。トヨタ自動車は東京五輪代表の後藤希友(20)が3点を追う六回無死二塁で登板。無失点に抑えたが、3年ぶりの王座奪回はならず、ベンチで涙を見せた。

 同日の3位決定戦で先発し、4回無安打、9奪三振と力投して決勝へ進んだ。「1シーズン通してなかなか思うようにいかず、やっとつかめた決勝進出でいろんな気持ちがこみ上げてきた」と涙のわけを話した。

 五輪では守護神として大車輪の活躍を見せた。「前半戦だけ見ると本当に決勝(トーナメント)に行けるのかと思った」と言うが、「いい形で五輪を終えて、後半もいいスタートを切れた」と大舞台が転機になった。「今までで一番長く感じたシーズン。勝ちも負けも大事な時に味わえたのですごく勉強になった」と激動の1年を振り返った。

 この日はチームメートで米国代表のモニカ・アボットと、日本代表で背中を追ったビックカメラ高崎の上野由岐子の大一番での投球を目の当たりにした。若き左腕は「お二人の投げ合いは気迫がある。会場がどよめくような存在感があり、誰もが注目する。そういう姿を見せられるような選手になりたい」と成長の糧にするつもりだ。

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