霧馬山 初土俵から6年半でつかんだ新小結「まず勝ち越し」

 大相撲九州場所(14日初日、福岡国際センター)の番付が1日、発表された。

 我慢しても笑みがこぼれた。霧馬山は自分のしこ名が大きくなった番付表をながめ「入門した時、小結はめっちゃ遠かったので、本当にうれしいです」と感慨に浸った。

 先場所9勝を挙げて新小結の座をつかんだ。15年5月の初土俵から約6年半。「つらくて何回もモンゴルに帰りたいと思ったし、膝のけがもあったので、ここまで長かったけど、我慢してよかったです」と晴れ晴れとした笑顔で振り返った。

 今場所はいきなり横綱、大関との対戦が組まれそうだ。師匠(元大関霧島)からは「もっと稽古をしないとすぐに落ちちゃうよ」と言葉をかけられたそうで「まず勝ち越し。そこからは親方の番付、その上の横綱を目指したい」と夢を膨らませた。

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