番狂わせのGP開幕戦 王者チェンが3位で3年8カ月ぶり敗戦 宇野2位、ジョウがV
「フィギュアスケート・スケートアメリカ」(23日、ラスベガス)
男子フリーが行われ、SP首位のビンセント・ジョウ(米国)がフリーもトップの198・13点、合計295・56点で優勝した。宇野昌磨(トヨタ自動車)がフリー181・61点、合計点270・68点で2位だった。佐藤駿(フジ・コーポレーション)は4位だった。
SP4位と出遅れた世界王者のネーサン・チェン(米国)はフリー186・48点、合計269・37点で3位に終わり、5連覇を逃した。チェンは18年2月の平昌五輪で5位となって以降、同3月の世界選手権を皮切りに個人総合13連勝中だったが、3年8カ月ぶりの敗戦。北京五輪シーズンのGP初戦は波乱の結果となった。
チェンは2本目のルッツ、4本目のサルコーが2回転に。終盤は立て直し、2本の4回転トーループからの連続ジャンプはまとめたが、技術点を伸ばしきれなかった。