柔道ウルフ・アロン 五輪失格危機告白 抜き打ち検査「マジかっ!」1・4kgオーバー

 東京五輪・柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ・アロン(25)が9月30日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」に出演した。

 司会の浜田雅功に「オリンピックの時は体重オーバーで出場取り消しになったりするわけでしょ?」と聞かれると、ウルフは「前日に計量があって100キロまではOKで、僕は99・8キロで突破した」と説明した。

 長い減量生活から解かれ、「試合までの間に一気に食べるんですね。お米とかパスタとかかなり食べて」と明かした。

 しかし、試合当日にも抜き打ち的な計量があり、全員ではなく選手の中から4人選ばれ「各階級の体重の5%オーバーで失格になる。100キロ級なので105キロまでOK」と説明した。

 ウルフは試合当日「朝起きて体重はかったら106・4キロあって」と告白。抜き打ちの4人に選ばれるかは分からなかったが、「初日から日本人は1人も選ばれてなかったんです。これ…来るかもな」と嫌な予感がしたという。

 会場に行くと見事に4人の中にウルフ・アロンと書いてあり「いや、マジかっ!」と思ったという。計量まで1時間しかないピンチだったが、念のためサウナスーツのような減量着を持参しており「外国人選手が柔道着を着て打ち込みとかガンガン、アップしている中、僕ひとり減量着でランニングとサーキットしてたんです」と告白。「1時間やって104・8キロまで落ちた」とクリアしたことを明かし、驚かせた。

 「計量終わったあとに、おにぎりとか28個くらい食べちゃって」と笑わせていた。

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