白鵬ら秋場所出場ピンチ 北青鵬コロナ感染、宮城野部屋全力士18人全休も

 日本相撲協会は1日、新十両北青鵬(19)=宮城野、写真=が新型コロナウイルスに感染したと発表した。宮城野部屋には横綱白鵬(36)をはじめ幕内石浦(31)、十両炎鵬(26)らが所属。秋場所(9月12日初日、両国国技館)まで2週間を切っており、同部屋の力士18人が全員全休の可能性が出てきた。

 この日、北青鵬は風邪の症状を訴え、検査で陽性となった。電話取材で芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「北青鵬は部屋にいるので、みんなが濃厚接触者にあたるのではないか」と明かした。部屋関係者は現在、検査を受けており結果は2日に判明する予定。

 今年1月に白鵬が感染し、初場所は部屋全体に全休措置が取られた。部屋の力士にとってはまたも悪夢。先場所、復活優勝した白鵬は新横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)と新旧横綱対決が注目だったが出場はピンチとなった。

 同部長は「横綱は(部屋に)行っているのかは分からないが、部屋に行っていればその中に入りますよね」と、説明した。

 番付発表後の陽性は本場所への影響が大きい。「初日までに2週間を切っていますので、ウイルスの量だとか症状だとか…。本場所には間に合わない可能性もある。他の者が順次、感染していたら非常に厳しい。途中出場の可能性は、部屋全体が間違いなく大丈夫ですよ、という先生からの確認が取れないことには難しい」と見通しを示した。

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