競泳視覚障害の混合400Mリレーは5位も日本新 辻内「みんながベストを」と笑顔
「東京パラリンピック・競泳」(31日、東京アクアティクスセンター)
競泳混合400メートルリレー(視覚障害)に日本は富田宇宙(日体大院)、斎藤元希(国士舘大PTS)、石浦智美(伊藤忠丸紅鉄鋼)、辻内彩野(三菱商事)で臨み、日本記録を4秒27更新する4分8秒66で5位だった。
第1泳者は今大会2種目でメダル獲得と絶好調の富田が務め、1番手で斎藤にバトンタッチ。少しずつ順位を落とし、アンカーの辻内は5位でフィニッシュした。
表彰台には届かなかったものの、約2年ぶりに日本新をたたき出し、富田は「チームで更新することができてとても嬉しく思う」。辻内も「なかなかリレーを組むタイミングもなかったし、この大きな舞台でみんながベストなパフォーマンスをして出したタイムと言うことは、結果を受けて良かったなと思う」と笑顔で語った。
パラリンピックでは今大会が初の採用となった同種目。富田は「いろんな種類の視覚障害の選手が交ざって、さらに男女も交ざって非常に多様性がある。五輪からもそうだけど、ジェンダーの壁を越えた競技が広がってきている。パラリンピックはただでさえ多様性をテーマにしているけど、非常に面白みのあるレースが展開されて、皆さんに見ていただくことですごく良い刺激を受け取ってもらえたら良かったかな」と話した。