「フィギュアスケート・フレンズ・オン・アイス」（２６日、コーセー新横浜スケートセンター）

　２７日の開演を前に、アイスショーのリハーサルが報道陣に公開された。シックな衣装で登場した樋口新葉（明大）は新シーズンのＳＰ「ユア・ソング」を披露した。

　ＳＰは「スケートが滑れること、楽しい気持ちを表現できるプログラムにしたくて今のユアソングを選んだ」といい、フリー「ライオンキング」はこれまでさまざまなジャンルの音楽を演じてきた中で「自分の全てが入ったプログラムにしたいと選んだ」と樋口。「物語もそうだけど、自分のスケート人生を全て伝えられるようなプログラムにしたい」と明かし、２７日からのショー本番へ向け「本番で力を発揮できるようにということを意識して頑張りたい」と意気込んだ。

　２２年北京五輪シーズンが到来し「全日本まであと半年もないので。全てが決まると思ったら焦る気持ちもあるし、楽しみな気持ちもある」と率直な思いを明かした樋口。「今年はすごく、練習も、アイスショーも、試合でも、自分のその時の目標を持って、それに向けて調整できている。練習も楽しくできているので」と好感触の様子で「集中して全日本まで頑張りたいし、悔い残らないシーズンにしたいので。五輪に出て自分の夢をかなえたい」と力強く語った。