競泳 鈴木孝幸2大会ぶり銅 複数メダル獲得へ「まだ4種目ある」

 「東京パラリンピック・競泳」(25日、東京アクアティクスセンター)

 男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)の鈴木孝幸(34)=ゴールドウイン=は49秒32で銅メダルとなった。

 5大会連続出場のベテラン、鈴木が表彰台に帰ってきた。2大会ぶりの銅メダル獲得。同種目は08年北京五輪では金メダルを獲得していただけに「この種目はやっぱり表彰台に戻りたかったので、ちょっとタイムは遅いけど、銅メダルを取れたのでよかった」と、安堵(あんど)の表情を見せた。

 前半は隣レーンを泳いだ金メダリストのロマン・ジダーノフ(RPC)と先頭争いを繰り広げたが、ラスト5メートルで粘り切れず。右腕の肘から先と両脚がないながら、本格的に筋力トレーニングに取り組んできた成果を発揮し、最後は気持ちで表彰台を死守した。

 5種目に出場し、複数メダルの獲得が目標。その中でも金メダルへの思いは強い。「今も狙っているし、まだ4種目あるので、これからも金メダルを目指して頑張りたい」。この勢いに乗っていく。

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