サーフィン・男子代表をレジェンドが分析 五十嵐「頭がいい」大原「金の可能性も」

 五十嵐カノア
 大原洋人
2枚

 東京五輪の新種目、サーフィンの日本代表が出そろった。五輪最終予選を兼ねた21年ワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、6日閉幕、エルサルバドル)での結果で最終決定した。男子は五十嵐カノア(木下グループ)と大原洋人、女子は前田マヒナと都筑有夢路が代表入り。競技初の五輪メダルの行方を、サーフィン界のレジェンド・脇田貴之氏が分析した。

 日本サーフィン界のトップを走り続けるのが五十嵐だ。日本人の両親の下、米カリフォルニア州で磨いた実力は唯一無二。日本男子でただ一人世界最高峰チャンピオンシップツアー(CT)にフル参戦し、19年5月には優勝も経験した。金メダル候補の23歳に、脇田氏も「彼はちょっと他の日本人とは違う」と称賛する。

 「試合の運び方、時間の使い方、どういう波に乗ってどこで点を出すかという組み立てとか。そういうのがすごく頭がいい」。WGでは終盤に逆転するなど、リードされても落ち着いた試合運びを見せた。冷静なのは試合だけでない。脇田氏は「CTのインタビューで『ワールドチャンピオンを争うような波でずっと練習してきた』と話していた。クオリティーのある波でずっと練習してるので、必然的にサーフィンの実力も上がっている」と舌を巻いた。

 五輪会場の釣ケ崎海岸がある千葉県一宮町出身の大原も代表に決まった。最後は1枚の五輪切符を争った盟友・村上舜を敗者復活12回戦で下して五輪切符を獲得。脇田氏は「人生で一番重要なヒートで、最後に(10点満点中)9.00点を出した。あれはもう本当に鳥肌が立ちました」と試合終盤のロングライドを絶賛する。

 魅力はボトムターン(技に入る前にスピードを付けること)だという。「前足と後ろ足の体重の比率がめっちゃいいんですよ。相当トレーニングを積んで足腰も強くないとできない。“大原洋人ボトムターン”の鍵だと思う。それが最後の9.00点で光りましたよね」と評価した。

 大原にとって地元五輪は大きな意味を持つ。脇田氏は「波を知っているから他の選手よりもちょっとアドバンテージがある。洋人が金メダルを取る可能性もある」と期待を込めた。

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