満身創痍の炎鵬、連敗3で止め2勝目「力の限り相撲取っています」

 上手投げで大翔丸(右)を破る炎鵬=両国国技館(撮影・高石航平)
 大翔丸(右)を上手投げで破った炎鵬=両国国技館(撮影・高石航平)
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 「大相撲夏場所・9日目」(17日、両国国技館)

 身長168センチ、体重98キロ、関取最小兵の十両炎鵬(26)=宮城野=が大翔丸(追手風)を上手投げで仕留め、連敗を3で止め2勝目(7敗)を挙げた。

 立ち合い、右に動き、上手を取ると、迷わず相手を土俵に転がした2日目、宇良(木瀬)戦で痛めた右肘にはサポーター。右足首にはテーピングを巻き、満身創痍(そうい)の体で土俵に上がり続けている。負け越し危機の中、踏ん張った。

 「思うようにいかない中で自分が何ができるのか、考えて毎日、上がっています。土俵に上がらないことの方がつらい。土俵に上がる幸せと喜びを感じて一日一日、力の限り、相撲を取っています」と毎日、死力を尽くしている。

 初場所では新型コロナウイルスの影響で部屋の力士全員が全休。体は元気でも相撲を取れないもどかしさを味わった。「その気持ちを知っている分、体が動く以上、土俵に上がりたい。こんな相撲を取っていても、毎日応援してくれる人や声援をいただいている。何か土俵で伝わるものがあればいいと思う。一日一日、できる限りの力を出し切りたい」と、気持ちを込めた。

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